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アナウンスを極めるということ [大学時代]

土曜日は、中央大学アナウンス研究会の先輩の朗読の舞台に臨場して参りました。


「声の力」に全身が痺れました。


僕も、アナウンス研究会に学んだからには、どんな場面であれ、声を出すからには、その経験に恥じないものでありたいと常に思っております。


放送の仕事をしていると、それを仕事に生かす場面は多々あります。
もっとも広くそれを披露するのは、記者としてのテレビカメラを前にしてのリポート。もちろんニュースをキャスターとして呼んでいたこともありました。


ただ、なかなか会心のアナウンスと言うのは出来ないものです。
それを、追及し、表現の機械を自ら作り、こうして聴くものを感動させる、先輩の声と姿に、全身が震えたのでした。


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マイクはアナウンス研究の象徴


僕たちの頃から、その傾向はありましたが、どうしても、アナウンス研究会の活動は、見た目に派手だとか、自分たちが面白おかしく騒ぎたいという方向に流れてしまいます。
なので、朗読の訓練は地味なものとして敬遠され、発表会では、映像作品やクイズ番組の真似事みたいなものが多く編成されるようになりました。


でも、それって、結局は、放送局のマネ・・・おままごとみたいなものです。


アナウンスの研究というのは、そこに至るまでの基礎を磨くものだと思うのです。
それを磨いてこその番組発表です。


もちろん、そのなかに映像作品やクイズ番組があっても良いのですが、最初から、其の制作を目指すのではないと思うのですね。
しかも、そのアナウンスの技術を最も活かせて、強烈に披露できるのが朗読だと思うのです。


朗読番組って、確かに見た目には地味な作品です・・・その道を知らない人にとっては。
でも、勘違いしちゃいけないのは、僕たちは見た目で勝負じゃなくて聞く耳で勝負ってこと。


それを今のアナウンス研究会に集う学生の皆さんにも、大切にしていただきたい。
それがサークルの伝統だと思います。




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