SSブログ

七夕の記 [よしなしごと]

人事異動して、最初の一週間が過ぎて行く。二つの部署を行ったり来たりしているせいか、いつもの倍・・・とまでは言わないけど、とても長い時間を過ごした気がする。


社屋を出て、空を見上ぐれば、沈みゆく月。


その時は、何も思わなかったけど、ゆりかごめに揺られながら、きょうは七夕だと気付く。
雨の特異日(年中で雨の確率の高い日だけど、7月7日がそれっていうのは正しい情報では無いみたい、でも総じて雨が多い気がする)の晴れた夜空は尊い。


新橋でゆりかごめを降りて、そんな有り難みをもって改めて見上げた空には月を認められなかったけど、ビルの明るさに幾分か力を奪われながらも耀く星を二つ三つ見つけた。今宵、織姫彦星は、年に一度の再会を無事に楽しんでいることだろう。


星に願いを託す夜。


人事異動後の不安定な日々を送ったあとだけに、此の先の我が身の安寧を祈り・・・、たくなったところ、此の晴れた夜空の向こうで、折からの豪雨による惨禍に苦しむ九州の人たちの在るを思い、一刻も早く、彼の地の人々に元の平穏の戻らんことを願った。



nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感