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バレーボールに思う [よしなしごと]

自社の放送の宣伝も兼ねて・・・
目下、W杯バレーの真っ最中。
女子大会、ロシア戦、韓国戦と惜しい試合が続きました。まだまだ大会は続きます。気持ちを立て直して最後まで奮闘していただきたいと、テレビ桟敷で応援しております。

バレーボールの国際試合、殊、女子の試合をみていると、いつもソウルオリンピックの予選でソ連をフルセットの激闘で下した一戦を思い出すのです。

僕は当時、駿台予備校の学生でした。
授業の空き時間、いつものように御茶ノ水の界隈をふらふらしていました。そのとき、駅前の電器屋さんの店先のテレビにふと目が止まりました。なにせ、住んでいた寮ではテレビもラジオも手元にないものですから、街頭のテレビは貴重な情報収集源。
ちょうど女子バレーのソ連戦が始まったところで、これはちょうどいい時間つぶしとばかりに見始めたのです。

試合はセットを取って取られてフルセットに。しかも、最終セットは何度もデュースにもつれ込む激戦中の激戦で、次の授業時間をきにしつつも、足が一歩も動かない状態になっていました。

そして、その激戦を、日本が制した瞬間、僕の後ろから大きな歓声が上がりました。驚いてふりかえると、僕の後ろは凄い人だかり。
テレビに足を止めて試合を見始めた時には僕一人だったのに、いつの間にこんな人が・・・そんなことにも気づかなかったくらい、僕の心は画面の中の激闘に引き込まれていたのでしょう。

いまの女子チーム監督の中田久美さんは、まだ現役バリバリの主力選手の一人でした。そしてソ連という国は、今はもう無く。街頭テレビのあった電器屋さんも、御茶ノ水にはありません。ただ、駅の聖橋口を出たすぐの光景は、まだ当時の面影を比較的よく残しています。

いまも、そこを通ると、18歳の僕が歩いているような、そんなきもちになるところです。

ガンバレ、日本。



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