禁を犯して

土曜から故郷の岡山に帰ってきています。
目的は両親の顔をみるため、、、その一点。
前にも書きました通り、きょう、あすと、5月の大型連休に報道応援で休めなかった代休を取っているのです。


不要不急の東京脱出を都知事どのは戒めていましたけれど「いつまでも あると思うな 親とカネ」両親の元気な姿を確かめに行くのは決して不要でも不急でもありますまい。


両親の息災を確認したら、次は僕の心の洗濯です。


セミの鳴声を聴きなら寝転がって目を閉じる。暑い夏の此の家での日常が思い出され、さながら時間旅行をしているよう。


殆ど家の外には出ていませんが、我が家の先祖伝来の田んぼの様子だけ、父が田んぼに水を入れると言うので、付いて見に行きました。
ここに来て、田んぼを見ながら佇んでいると「よぅ帰ってきたのぅ」という先祖の声が聞こえてくる気がするのです。
それは、僕が小学生の頃に亡くなった懐かしい祖父の声のようでもあり、肖像画しか見たことの無い曽祖父の声かもしれないし、はたまた肖像すら残っていない祖父の祖父の声かもしれない。


そんななか、田んぼに水がたまるまでの時間を利用して、近くの黒田家累代の墓所にも参じてきました。


あすの朝には東京に向けて帰りの旅路につきます。
いつものように、次はいつ帰って来られるだろうかと、心を残しながら。