跡形もなく

金曜の晩は、気の置けない仲間との会食でした。


赤坂のプルデンシャル生命のビルが建っているところ。


これまで、さんざんぱら前は通っていましたけど、敷地の中に足を踏み入れることは・・・そういえばなかったなぁ。


タワーの周りに飲食店がたくさんあるのですね。
思えば、どんなになっているのかのぞき込みもしなかったんだ今まで。


この場所、言わずと知れた、ホテルニュージャパンの跡地です。
僕が上京したころは、火災の跡が生々しく、そのまま建物が残されておりました。


今も、この前を通るたびに、その光景が思い出され、中に入るのはもとより、あえて、ここに見入ることも避けてきたのかもしれません。


入ったお店は、イタリア料理が主体。僕たち以外は若い人たちでにぎやかでした。
たぶん、その人たちは、この場所は、かつて何が建っていて、そこで何がおこったかなんて知らないんだろうなぁ。


そんなことを思いながらではありましたが、宴席は楽しく過ごしました。

コメント 2

昭和５７年２月はニュージャパンの火災と羽田沖日航機墜落事故が続けて発生し、両日とも大学入試本番だったこともあり忘れられない２月です。
就職後東京に転勤となりニュージャパンがそのままの姿で残っているのを見たときはなんとも複雑でした。
by サットン (2020-02-04 11:39) 

サットンさん、いつもコメントをありがとうございます。
今も、プルデンシャルタワーを見ると、壁が焦げて、木の板で蓋をされた窓のニュージャパンの焼け跡の姿が重なります。
羽田の墜落事故とともに、それを語る人は、私が入社したころにはたくさんいらっしゃいましたが、今ではもう、みなさん、定年されて、本当に過去のものになってしまったようです。
でも、忘れてはなりません。
by ちんくろ２級 (2020-02-12 16:18)