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三省 [カラテ]

極真空手の話です。
きょうは私の属するは支部内の交流試合。

フジテレビ同好会からは3人が選手として出場します。そのうちオレンジ帯(10級)の2人のオヤジファイターが、私が指導を担当している週に一度の同好会定例稽古の常連です。この木曜が、試合前最後の調整の日となりました。

この2人は初めての試合出場になります。2人がそれを決意してから1か月余、試合を意識した稽古を積み上げてきました。その成果がいよいよ、この日曜に試されることとなります。試合に出る2人の技能もそうですが、私の提供した稽古の質も同時に試されると思うと、選手同様に心臓の鼓動が高まる気分です。

試合直前の稽古が終わってからワタクシだけ少し居残っていたとき、「論語」の一節・・・孔子の弟子である曾子の言が頭に浮かびました。

曾子曰、吾日三省吾身(曾子曰く、われ、日に三たび吾が身を省みる)
為人謀而忠乎(人の為に謀りて忠ならざるか)
与朋友交言而不信乎(朋友と交わりて信ならざるか)
伝不習乎(習わざるを伝うるか)。

曾子は日に三度、自分のことを反省した。
人のために真剣に物事を考えたか。真心をもって友と接したか。自分が理解できていないことを教えるようなことはなかったか。

試合のためということではなく、稽古において常に、人を教える立場として大切にしなければならない精神です。いよいよ試合となると、これで稽古は十分だったのか、そんな思いが次から次へと出てきますが、その答えは、選手の2人が試合で出してくれるでしょう。

ワタクシ、当日は試合場でのアナウンスを担当することになっています。
思わずこみあげてくるであろう声援を喉元で抑えながら、試合を見守ることになります。

フジテレビ同好会の皆はもとより、出場選手の皆さん、日ごろの稽古の成果を存分に発揮しましょう!
押忍!




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