名馬死す

三冠馬のディープインパクト号が死んだ。
生あるものはいつかは死ぬものだとはいえ、時代をつくった競走馬の死には寂しさ、悲しさを禁じ得ないものがある。


ディープインパクト号が勝った日本ダービーを、僕は内馬場から家族と見ていた。ひときわ小さな馬がトップで駆け抜けたゴール板。
その姿は今も目に焼き付いている。


学生時代には府中に住んでいたこともあり、通い詰めていたと言っても大げさでは無い東京競馬場だったけど、それ以来、行っていない。


また、こんな強い馬に出会うことがあるんだろうか、それまでに、また学生の頃のような競馬熱が自分に蘇ってくるんだろうか。


そんなことを思いながら、名馬の冥福を祈る。