長い一日

金曜日のこと。
朝5時半からの始業。


九州で大雨の由。熊本の局と連絡を取り合いながら、雨の様子、被害の有無を聞きながら、映像を東京に送ってもらう算段。


そして、雨雲の動きを画面で追う。


激しい雨の地域は次第に東に移っていく。
それを追いながら、同じやりとりも、夜が明けて福岡の局、昼のニュースまでには広島の局と、こちらも東に東に。さらに大阪、東海と来たところで、昼下がりに勤務を交代した。


そこで、すぐに解放されないのが辛いところ。


当たり前のように支援にまわるよう鬼の指令。席を移動しただけで居残り、原稿を整えたり、全国の仲間の局への告知を作る雑用まで。引き継ぎの書面すら整えられず。まぁどうせ、今日は、同好会の稽古日だったから、いいんですけどね、、、と釈然としない心に自分で言い聞かせる。


結局、解放されたのは、夕方のニュースが終わってからでした。



そして、同好会の稽古


カラダは辛くとも、来てくれる道場生さんが居る限り手を抜くわけにはいかない。ましてや行かないという選択肢など無いのだ。



稽古が終わって21時半


長い一日だったなぁなんて思いながら、玄関を出たら、稽古の間に雨が降ったらしく、アスファルトが車のライトに照らされて光っていた。


未明から追いかけていた雨雲が東京まで来たんだ。


別に会いたかったわけではないけど、、、
やあ、よく来たね、、、と、僕は小さくつぶやいて、自家用車を停めていた駐車場に向かった。